「美しき生涯」 石田三成

観劇の感想を書くとネタバレになってしまうけど
石井静さんの原作があるので
ストーリーを、知っている人は知っている訳だから
良いかな～

ちなみに私は読んでいませんけど・・（爆）


ですが、主人に付き合って
NHK「江」を見ているので
大体あの時期ね～って時代背景を、
おおざっぱに掴んでの観劇


今回宙組は、
千秋楽チケを手放してしまいました
代わりに
天から降って来たような
チョーラッキーなチケットを手に入れることができました

このことは私の心の日記に
深く刻まれましたよ


さて、そのような思いをして
観劇した「美しき生涯」

一番最初に気になる、
三成の旗印
「大一、大万、大吉」

この旗印には、
次のような意味がこめられているという。

「大とは天下を意味するものなり
天下のもと一人が万民のために（大一）
万民が一人のために命を注げば（大万）
すべての人間の人生は吉となり（大吉）
泰平の世が訪れる」

秀吉のまさに片腕となって、
その政策を推進してきた三成にとって、
一連の政策は自分が推進してきたのだという
自負が縦糸、茶々への愛が横糸の
石田 ワールドお芝居でした

いや～1回みただけで
すごいインパクトのある内容で
細かいことはさておき、なんだか
見終わってお腹いっぱいに感じたのは私だけかしら


とにかく
ビジュアルが素晴らしい！！
この美麗なお二方が
愛に溢れてる
でもって・・
モワモワといろいろ想像力をかき立てられる
みっちゃん達七本槍のメンバーも　頻繁に出してくれる
そしてラスト。。
凰希カナメ疾風さんの
このような終わり方

先に見た「MITSUKO」にロマンスが足りない！！
とわめいたけど　こちらは溢れる。。こぼれる
だだ流し・・で胸焼けがするぐらい

足して2で割ればいいのに・・
と思う

茶々と光成の出会い
そして影から見守る疾風

二人は生涯、一緒にはなれない
と言いながら、茶々の子供は三成さんとの子供
・・・という設定
しっかり不倫というか、それでいいいの？
と疑問を持ちながら、
二人の愛が本物だから　いいか～
なんて（笑）

このお芝居の愛は、なかなか大らかですな～


で、それですまされないのが
おねこと、北政所さま
彼女自ら、福島政則（北翔さん）たちに
徳川方に寝返るように勧めるの

まさに女の意地ですな
私達が築き上げた財産を
二号さんの子供に譲りたくない・・てな
事でしょうか・・


石田三成にすれば、先に挙げた
旗印と真逆をいく、考えで
結局自分たちの行いが、返ってくる
因果応酬ですな

そう言うことなら疾風も同じか・・

利用したさぎりの妹に殺されちゃうなんて
さいごまで報われなかった
孤独なニンジャ
ホゲ様以来　忍ぶ、耐える、
憂愁の役が、似合っていますね


七本槍のメンバー達が楽しい！！
時に数が少なくなっているけど
朝鮮に行っていたりするからか・・
みっちゃんやマサコさん達
宙組の中堅どころ満載で
このメンバーが出ると　
どこにオペラを合わせればいいか、分からない


でも結局　北翔さんになってしまうけど
ああ・・もったいない！

と言うことでしょうか・・
まだ始まったばかり
宙組公演を　ロマンスに飢えている方は
すぐ、タカラズカにいくべし！！