むぎめっこ☆
タカラヅカへの、熱い思いを書いています
バウ 「近松・恋の道行き」
- 2012/05/12 (Sat) |
- 花組 |
- CM(0) |
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見てきました
このポスターだけでも、期待度アップ
美しいな~
芸術だよね
10日の2公演をダブルで観劇しました
心中物って
人生の転落を見ていくので
見ていて楽しいものじゃない
実際に「心中・恋の大和路」は
最後まで見られなかった
だから前作と比較はできはできないけど
植田景子先生の書いた今回の作品は
一言で言えば、美しく観劇後はさわやか・・かな
心中物でこの言葉はおかしいけれど
いろいろな人生が描かれていて
それが舞台で錯綜していて
最終的に心中へと
これが二人だけの物語だったなら
時代が縛る身分制度とか、いろいろあったとしても
結局は人生の転落、でしかあり得ない
スキャンダルの再現ドラマっぽく感じてしまう
しかし
脚本演出が変わると
ここまで浄化できるのか、と思う
13年前に心中した お初と中兵衛に
操られるように心中へと突き進んでいく
清吉と小弁
そして嘉平次と柏屋さが
嘉平次とさがは、結局死んでしまうけど
清吉と小弁は新しい人生を歩き出す
視点は嘉兵衛とさがなので
この対比が、悲しみを倍増させるけど
清吉達は幸せになるんだと思えば
観劇後は心が軽い
・・・だけでは終わらない
このお芝居
この心中事件に関わり、
私達の目となる、登場人物がいる
それが 近松門左衛門とその息子鯉助
近松門左衛門は、その卓越した才能で
心中事件をただのゴシップとはせず
後世に残る作品に仕上げた
息子の鯉助は、そう・・私達と同じ視点
泣き、笑い、恐れ
そういった人生の闇に直視できない
普通の人間だったんだ
だからこそ、最後に
心中を美しい物と錯覚しがちな私達を
(父親近松をも)高笑い、で表現したのかなと思う
そして、お香さん
小弁とさがに関わる柏屋の女将
彼女の人生から導き出された
「死んではならない」と
その言葉を、一番理解したのは清吉だったのではないかな
だから心中未遂から立ち直った後の清吉さんは
ひたすらかっこいい!!
ヤクザな長作さんも目が離されないし
と思えば、瀬戸かずやさんだ~
和物ってこれもコスチュームプレイで
ほとんど着物なんて着ない現代人が
着物を着こなすって・・わっかのドレスを着るぐらい
難しいじゃない?
ヘタレて、最後は死んじゃう嘉平次さん演じる
愛音さんの青天、着物姿は所作振る舞いなど
どこからみても素敵でした
いえいえ 愛音さんだけでなく、
花組のみなさんも当然専科の皆様もすてきでした
しっとりとした素敵な余韻を残す
近松・恋の道行きでした
心中・恋の道行き
としなかった理由が分かった気がします
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2007年雪組「エリザベート」から 急速に 宝塚に傾倒してしまい、
この「むぎめっこ☆」を開設することに。
ゆえにここは 宝塚オンリー です・・が、
最近はカテゴリーが増えてきています
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