むぎめっこ☆
タカラヅカへの、熱い思いを書いています
「ヴェネツィアの紋章」紹介
- 2010/03/09 (Tue) |
- 雑話 |
- CM(1) |
- Edit |
- ▲Top
引き続き 「ヴェネツィアの紋章」の話し
主人公のマルコと友人のアルヴィーゼ
マルコは若く、ヴェネツィアの元老員として
未来が明るく開けている
それはダンドロ家の息子として
過去にドージェを出した貴族の家柄でもあるからだ
その友人の父親は現ヴェネツィアのドージェ、
アンドレア・グリッティ
友情で結ばれているけれども
二人は、貴族と平民という、身分の違いがあった
ヴェネツィアの外交は、対トルコに向けている
トルコのスルタンはスレイマン大帝
大国ゆえの傲慢さで この国を圧迫してくる
ピエトロ・ゼンをトルコ大使とし、マルコ達はトルコに渡る
イブラヒム宰相を交渉相手とし、
商業ルートを維持し、ヴェネツィアの活路を模索するために
そこに アルヴィーゼが貿易商として
食い込み、トルコ宮廷での地位を確立している
マルコを コンスタンチノープルの屋敷に迎える
アルヴィーゼの横には、プリウリの奥方であるリヴィアが・・
そして アルヴィーゼが打ち明ける計画は。。
「ハンガリーの国王」となること
止める、マルコに言い放つアルヴィーゼは
「コルネール家のリヴィアには 王妃がふさわしいのだ」と
動き出したアルヴィーゼ
トルコの兵を引き連れハンガリー制圧に向かう
アルヴィーゼを見送るマルコの胸中は 不安で一杯だった
アルヴィーゼがハンガリー国王となることは、
ヴェネツィアにとって諸刃の刃となるのだが・・
当然ドージェは止めるが、静観を示すヴェネツィアの元老員
やがて 祖国ヴェネツィアにも、トルコにも裏切られ
死んでいくアルヴィーゼ
残ったリヴィアを祖国へ送るマルコ
ヴェネツィアに向かう船で見たのは
白い鳥の様に飛ぶ リヴィア
残された手紙には。。
「リヴィアは 幸せな女でした・・」
と・・・
一人ヴェネツィアに戻ったマルコを待っていたのは
サンマルコ広場での殺人事件の解決と
CDXの呼び出しと拘束
CDXの取り調べで マルコは無実と分かるが
公職を取り上げられ、一人ヴェネツィアを 去る事となる
マルコを語り手としてこの作品は
殺人事件と題しているが、
マルコとアルヴィーゼの史実をなぞった恋物語でもあり
涙無くして読めない
あ・・そうそうマルコにも恋人がいるのよ
オリンピアという
コルティジャーナ(高級娼婦兼、スペインのスパイ)
オリンピアは2作目以降に活躍するので、
興味のある人は読んでね
今回の紹介作品
『緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件』
お勧め本
『銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件』
『黄金のローマ 法王庁殺人事件』
この3冊で マルコダンドロの3都市恋物語は完了する
書いていないけど、マルコが最後に行き着くところは、
リヴィアとアルヴィーゼ、二人の娘リヴィア(同じ名前)
の所ではないのかな?
リヴィアが年頃になるまで、マルコは苦労を重ねていい男となる
結局赤い糸でむすばれる、というオチがついていた、
とマルコのその後を想像する
「ヴェネツィアの紋章」も
1500年代のヴェネツィアとトルコの関係が
書かれているし、
雪組のショーグランデ
『Carnevale(カルネヴァーレ) 睡夢(すいむ)』
これもヴェネツィアのお祭りを模しているので
ヴェネツィアの歴史を知ろう!!
それには
『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 上・下』
この本で この国の興亡が分かっちゃうよ
ぜひ、お勧めです
同じ作者の書いた、「ローマ人の物語」より、ぜっっっっったい、
ページ数少ないです。(←挫折した人)
安心して読めます
主人公のマルコと友人のアルヴィーゼ
マルコは若く、ヴェネツィアの元老員として
未来が明るく開けている
それはダンドロ家の息子として
過去にドージェを出した貴族の家柄でもあるからだ
その友人の父親は現ヴェネツィアのドージェ、
アンドレア・グリッティ
友情で結ばれているけれども
二人は、貴族と平民という、身分の違いがあった
ヴェネツィアの外交は、対トルコに向けている
トルコのスルタンはスレイマン大帝
大国ゆえの傲慢さで この国を圧迫してくる
ピエトロ・ゼンをトルコ大使とし、マルコ達はトルコに渡る
イブラヒム宰相を交渉相手とし、
商業ルートを維持し、ヴェネツィアの活路を模索するために
そこに アルヴィーゼが貿易商として
食い込み、トルコ宮廷での地位を確立している
マルコを コンスタンチノープルの屋敷に迎える
アルヴィーゼの横には、プリウリの奥方であるリヴィアが・・
そして アルヴィーゼが打ち明ける計画は。。
「ハンガリーの国王」となること
止める、マルコに言い放つアルヴィーゼは
「コルネール家のリヴィアには 王妃がふさわしいのだ」と
動き出したアルヴィーゼ
トルコの兵を引き連れハンガリー制圧に向かう
アルヴィーゼを見送るマルコの胸中は 不安で一杯だった
アルヴィーゼがハンガリー国王となることは、
ヴェネツィアにとって諸刃の刃となるのだが・・
当然ドージェは止めるが、静観を示すヴェネツィアの元老員
やがて 祖国ヴェネツィアにも、トルコにも裏切られ
死んでいくアルヴィーゼ
残ったリヴィアを祖国へ送るマルコ
ヴェネツィアに向かう船で見たのは
白い鳥の様に飛ぶ リヴィア
残された手紙には。。
「リヴィアは 幸せな女でした・・」
と・・・
一人ヴェネツィアに戻ったマルコを待っていたのは
サンマルコ広場での殺人事件の解決と
CDXの呼び出しと拘束
CDXの取り調べで マルコは無実と分かるが
公職を取り上げられ、一人ヴェネツィアを 去る事となる
マルコを語り手としてこの作品は
殺人事件と題しているが、
マルコとアルヴィーゼの史実をなぞった恋物語でもあり
涙無くして読めない
あ・・そうそうマルコにも恋人がいるのよ
オリンピアという
コルティジャーナ(高級娼婦兼、スペインのスパイ)
オリンピアは2作目以降に活躍するので、
興味のある人は読んでね
今回の紹介作品
『緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件』
お勧め本
『銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件』
『黄金のローマ 法王庁殺人事件』
この3冊で マルコダンドロの3都市恋物語は完了する
書いていないけど、マルコが最後に行き着くところは、
リヴィアとアルヴィーゼ、二人の娘リヴィア(同じ名前)
の所ではないのかな?
リヴィアが年頃になるまで、マルコは苦労を重ねていい男となる
結局赤い糸でむすばれる、というオチがついていた、
とマルコのその後を想像する
「ヴェネツィアの紋章」も
1500年代のヴェネツィアとトルコの関係が
書かれているし、
雪組のショーグランデ
『Carnevale(カルネヴァーレ) 睡夢(すいむ)』
これもヴェネツィアのお祭りを模しているので
ヴェネツィアの歴史を知ろう!!
それには
『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 上・下』
この本で この国の興亡が分かっちゃうよ
ぜひ、お勧めです
同じ作者の書いた、「ローマ人の物語」より、ぜっっっっったい、
ページ数少ないです。(←挫折した人)
安心して読めます
PR
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新コメント
[05/19 コンテ]
[09/12 ポンタ]
[09/10 ポンタ]
[05/26 ポンタ]
[04/22 ウォーリー]
最新記事
トラックバック
プロフィール
HN:
APRIRI
性別:
女性
趣味:
宝塚歌劇
自己紹介:
2007年雪組「エリザベート」から 急速に 宝塚に傾倒してしまい、
この「むぎめっこ☆」を開設することに。
ゆえにここは 宝塚オンリー です・・が、
最近はカテゴリーが増えてきています
この「むぎめっこ☆」を開設することに。
ゆえにここは 宝塚オンリー です・・が、
最近はカテゴリーが増えてきています
COMMENT
ヴェネチアの紋章を観て 思いその他
この作品を4回観ての感想ですが、
最後の最後、マルコが唖然とした
表情でアデレーナとフランチェスコを
見届けているシーン
ここのシーンとストーリーとの関連性が
解釈できずに複数回観ました。
オリンピアがスパイと知り、アルゴヴィーゼ
の死に自分が何らかの関与をしてしまった
のではと悩み、その時に、この二人が登場。
恐らく小説ではこのシーンで文学的価値を
高めていることが推察されます。
もしくは舞台だけの演出なのかは判りません。
「ブルボンの封印」もこれと似た感想
原作にひきづられることなく、構成を練り
直していればもっと光が射しこんでくる作品。
この作品を私にとって不完全燃焼+尻切れ
トンボの印象にしてしまったのは、脚本。
ただ脚本担当の柴田さんが責められるべき
ものではなくこの作品を舞台にかけることが
かなり厳しいものだと思います。
映画であれば表現方法の多様性により無難に
仕上げれるが、舞台となると話は別。
この印象の悪さに輪をかけているのが、
関西テレビのカメラワークの悪さ、編集の
悪さ。
これに関しては大劇場の改修前ということも
あり、劇場側の施設面も関与しているので
関西テレビの悪口を言っても仕方ないが....
ともあれ、これでおしまい?という印象
まるで続きがあるのに民放用にカットされて
いる印象。
なにはともあれ、こういう終わり方は寂しい
ものです。
花組生徒さんたちの演技、冒頭でのマイク
スタンドに向かっての歌。
新設組の宙組を筆頭とする現代っ子感覚と
違い、この時代の直参組である花組は、
奥ゆかしさ、優しさが感じられる。
花組はこれからも、この感覚を大切にして
いってほしい。メイクに関しても優しさが
感じられる。