月雲の皇子ー衣通姫伝説よりー

バウ公演、月雲の皇子を見てきました

面白い！！

やっぱ、私の予感テキチュー！

タイトルからして
脚本家の意気込み感じちゃう、ってか
私好み、とか
期待感、一杯で、先行抽選から意気込んで
チケット取りに励みました

その結果・・
希望分は全て取れました

しかし、主人と一緒に観劇予定が叶わず
結局１枚手放しましたが・・

主人がこの公演を見られなかったので
「かわいそー！」とメールを打っておきました

この公演は、完売していると聞いていたのだけど
なぜ空席が？と思ったら

今日は、月組「ミーアンドマイガール」チームが
多く観劇に来られていたんです

横を歩くジェンヌさん達を眺めるだけで
幸せ感アップです

さて、このお芝居は見た感想・・

もったいない
まず思ったのはこれ

なぜ、ドラマシティークラスのホールで
公演しないのだろう・・

舞台背景も、DCならではの構成もあっただろうし
なによりこのお芝居を
もっと多くの人にみてもらいたい、
私達が受けた感銘を共感したい、って思いました

そして、もう一回観劇できる嬉しさ、です

このお芝居は
衣通姫伝説と絡めて・・でも
当時の大和政権の支配拡大がバックにあって
各地豪族や部族との抗争もあったり

允恭天皇が亡くなった後の後継争いと
そして朝鮮百済からの渡来人の思惑も
ベースにあって
なんて、贅沢！盛りだくさんの内容なんだ！

そこには感動するポイントがちりばめていて
私は前に座って居る、ジェンヌさんに気を取られることもなく
一心に舞台に集中なんですよ

いまでも、この公演の余韻が残っています
ですので、ネタバレで以下書いています
良かったら、ここからどうぞ

以下ねたばれありです

允恭天皇とその妃（大中津姫）
同母の兄弟として
木梨軽皇子さんと穴穂皇子さんと
衣通姫りさんは仲良く育ったんですが
実は・・
お姫さんは、兄弟達が連れ帰った拾い子さん

お姫さんが妹では無いことは、二人は知っているけど
周りは兄弟だと認識
だからか、母である妃は恋愛を危惧して
大神神社の巫女として兄弟から離していたけど
天皇が危篤となり病気平癒のため
宮に戻り・・

木梨さんと思いを通じてしまう

穴穂さんは王家の参謀である、渡来人である身狭村主 青と
妃の不倫の子だった・・っていう事実を知り

ゆえに穴穂は、実の父から皇位を奪うことを示唆されるも、
彼を殺すこともできず、結果木梨を追い詰めてしまう

 

そして天皇さんが亡くなり、木梨さんが皇位を継ぐその時
罪が暴かれてしまう

当時の四国伊予へは、お姫さんをかばって木梨さんが流罪となり・・
残されたお姫さんは、いづれ穴穂さん天皇の后となる

その事を知った木梨さんは、復讐とも望郷の思いからか
土地の部族を扇動して大和へ攻め入る準備を始める
が・・
大和朝廷の知るところとなり
不安を感じた太后からお姫さんを伊予へ向かわす

そして出会った二人
木梨さんの変わり様に驚くお姫さん
そして追ってきた穴穂さん達大和朝廷の軍

二人は離ればなりとなり、お姫さんは先に死んでしまい
木梨さんは、兄弟対決となり、
穴穂さんの腕の中で死ぬ・・

そして史部である博徳（渡来人）と木梨さんが語る
衣通り姫伝説としての物語ができあがる
それは
この脚本家である上田さんの思いと通じる所かな？
てパンフに記されている文章を読んで思いました

 

な～んて私が書くと嘘っぽい
これは早く、スカイステージにのせて欲しい

木梨さん達のキャラクタも
二人の渡来人も
允恭天皇妃も

そして土蜘蛛たちの思いも・・
キャラクタが際立っていて
私では書き表せれないです