愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエー

12日、観劇してきました

初日から2週間は過ぎているだろうな～
なかなか出かける事ができなくて
人様の観劇レポ読ませてもらっていました
それである程度、予習していった訳ですが
春風君も、怪我から復帰した花野じゅりあさんも
識別できなかった

マイオペラを忘れて、劇場のオペラを借りたのですが
私・・視力悪くなった？！
オペラを通すと、二重になって見えて・・・
仕方なく使用を諦めたのです


さて、予備知識を持って見て
この作品を観劇して、感想として
良いと思う！！

と、書きながらやはり思う事は多々あって
たたみます

景子センセの作品のなかでは、
他にもっと良い作品があって
今回の「アンドレ・シェニエ」は
決して良作とは言えないと思うの

私は5～6年宝塚を観劇してきて
他の景子先生の作品と比べても
この作品には物足りなさを感じてしまう

見終わった後で、
「ここもう少し、書いてくれれば・・」という
ダメ出しやったりしてます

その代表が、ジェラール像
2番手の位置であるならば、主役と張り合ってこそなんですが
自分の主義主張である
革命への理想と、行動が前面にでてて
マッダレーナへの恋心と、その過程が唐突すぎ

お屋敷のお嬢様に憧れている、と
セツセツと訴えていたのだけど
革命が勃発すると、するり～と忘れているみたいで
偶然、出会わなければそのまま彼の人生に
関わる事がなかったのかも

いや、「行方を捜していた」とセリフにあった様に思うけど
行動証明にならないですし、聞き逃すこともあるし

彼がもっと、三角関係のように
アンドレアとマッダレーナに関われば、人間くさい
話しになっただろうにね

主役の二人の障害は、「革命」だとすればもうそれだと
悲恋と納得してしまい仕方ないで終わってしまう

ここに悪役としての、ジェラールが活躍して欲しいと
考えてしまったんです

チラチラと「スカーレットピンパーネル」のショーブランを
思い出してしまうのですが、
彼はパーシー達の新婚初夜をぶち壊して、尚かつ夫婦の危機に
おいこんだ、強者です

パーシーの仕返しはかなりの倍返しでしたけどね・・

でも、私が「スカーレットピンパーネル」も
「ロミオとジュリエット」も見ていなければ、
こうした感想を持つことがないと思うので

この作品は良いと思うんです
あ、でも二人の天使は意味を持たずに、
装飾として見てしまいました


それと、主人に
アンドレア・シェニエっていう作家知ってる？
って、聞いたんですが知りませんでした

というか、私も知らないんです



せっかく舞台で教えて貰ったのですが、
彼の作品が一体どの様なものなのか、
分からないので、アンドレアさんの偉大さが
分からない、ってのもあったかな


「ジャン・ルイ・ファージョン」も
景子センセから教えてもらいましたけど
彼のその時代の社会的地位や、役割や
お仕事を通して革命への関わりが良くわかったのです

自分の無知を棚上げしてますが、「春雷」のゲーテさん並に
アンドレア・シェニエさんが
知名度が高ければ、と思ってしまいます
てっきり創作上の人物かと思ったです



なんだか、グダグダな文章になってしまい、
結局作品を批判してしまっていますが
決して、不快に思わずきれいな作品を見た、という感じです

本当に舞台は絵の様に見えました

でも、深い感動を得ることはなかったです
それが、上記に書いた理由ですね

また理由の一つとして、ショーが素晴らしかったから！！
なんだか記憶がショーに上書きされてしまったようです